ボットを Azure へデプロイ

2020-10-12 (最終更新：2021-02-03)

はじめに

ローカルで開発したボットを、Azure へデプロイする手順を記載する。

前提条件：

Azureポータルで「リソースの作成」を選択し、「Web App Bot」を探して「作成」を押す。

ボット作成の画面になるので、必要事項を入力して「作成」を押す。

ボットハンドル - ボットの名前。おそらくAzure全体で一意でなければいけない。チャンネルに接続するときなどに表示される名前。
価格レベル - F0(無料)推奨。後で変更可能。
ボットテンプレート - ローカルのソースコードで上書きするのでどれでもいい。言語はC#を選択する。
App Service プラン/場所 - ボットのアプリを載せるサーバーのようなもの。学習目的なら、他の App Service と同じものを使ってもいいし、新しく作ってもいい。
Application Insights - オンにすると、ボットのログを記録できる。あとで日次データ量の制限をかけておくことを推奨。

しばらく待つとリソースが作成される。

リソースは最大で4つ作成される。このうち、「Webアプリボット」と「App Service」がボットの中核になる。「App Service」に自分が作ったボットアプリをデプロイする。そして、「Webアプリボット」がボットアプリとTeamsやLINEといった各チャネルとのやりとりを中継してくれる。

Webアプリボットを作成した際に一緒に App Service プランを作成した場合、価格レベルが S1 (有料) になっているので注意すること。学習や検証が目的であれば、F1 (無料) へ変えておいた方がいい。

開発ツールに Visual Studio を使っている場合、「発行」の機能からボットアプリをデプロイできる。 CI/CD が使えない場合などに役に立つと思われる。

ソリューションエクスプローラーのプロジェクトで右クリック → 「発行」をクリック。
ターゲットを「Azure」にして「次へ」。
特定のターゲットを「Azure App Service (Windows)」にして「次へ」。
サブスクリプションを選択したりして、Azure に作成済みの App Service インスタンスを選択して「完了」。
発行プロファイルが作成され、表示される。
「設定」の鉛筆アイコンか「すべて表示」をクリックして設定画面を開く。
「ファイル公開オプション」グループを開き、「発行先の追加ファイルを削除する」にチェックを入れて保存する。
- Azure で Web App Bot を作成した際、ボットテンプレートのソースが App Service にデプロイされているので、それを削除するのが目的。
内容に問題なければ「発行」ボタンを押して、アプリをAzureへデプロイする。
デプロイが完了すると、ブラウザが起動して Azure 側のスタートページが表示される。